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3分間ドラッカー【第107回】教えることと学ぶことの「大転換期」Clipped from: http://diamond.jp/articles/-/5513 |
「教育は、誰でも優れた仕事ができるようにするための方法論が開発されていない唯一の職業である」(『断絶の時代』)
教育の世界では今のところ、天賦の教師に頼るしかなくなっている。しかし、天賦の教師は必要とされるだけはいない。
すばらしい先生に何人も巡り会ったという者はいない。16年も学校へ行っていながら、すばらしい先生に1人も巡り会えなかったという者も多い。上級の学校ほど、よい先生がいなくなり、学ぶことがつまらなくなる。
教育は知りえない世界であるかにさえ思われると、ドラッカーは言う。生徒がどれだけ学んだかはもちろん、はたしてなにかを学んだかさえ知りえない。人とカネを注ぎ込んではいるものの、そこから得ているものについては、学校を信用し期待するしかない。
今日必要とされているものは、天賦の教師ではない。われわれは普通の教師をして正しい方法を手に入れさせ、仕事を正しく組織化させることによって、優れた成果を得なければならない。
できない子などありえない。お粗末な学校があるだけである。だが、そのような学校があるのは、教師が愚かだったり、能力がないからではない。正しい方法と正しい道具が欠けているからである。
「教えることと学ぶことは、今後数十年の間に恐ろしく変化する。大転換が行われる。教えることと学ぶことについての新しい知識がこの転換を可能にする」(『断絶の時代』)
新規事業開発をやってきて思うのは、教えることができないと言いたくはないが、「誰でも優れた仕事ができるようにするための方法論」はまだ開発されていないということである。
確かに、成功者の伝記等はあるし、大いに参考にすべきである。その種の理論を論じている書籍も山ほどある。先生もいる。コンサルタントもいる。だが、それらの中から本当に役立つもの、誰でもと言わずとも、一般人が応用して、成果を上げることができるというものがあるように思えない。
新規事業開発においても、教えることと学ぶことの大転換が行われるのだろうか。現場で従事している者としては、その大転換なるものが起こるとすれば、自分は何か貢献できないだろうか。そんな妄想を考え始めている。
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