Aug 23, 2010

3分間ドラッカー【第136回】今日の姿ではこれからの30年を生き延びられない

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3分間ドラッカー【第136回】今日の姿ではこれからの30年を生き延びられない

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 「確信をもって言えることは、企業、教育、医療その他いかなる分野においてであれ、今日リーダーの地位にある組織の多くが、これからの30年を生き延びられず、少なくとも今日の姿では生き延びられないということである」(ドラッカー名言集『変革の哲学』)

 ドラッカーはとんでもないことを言う。しかも確信をもって言う。

 しかし、続けて彼はこうも言う。この壮大な転換期において社会の安定を確実なものにするには、既存の組織が生き残り、繁栄してくれなければならない。

 そのための術を学ぶ必要があると言う。そのためには、あらゆる者が起業家として成功するための方法を学ばなければならない。

 知識が中心の社会になったというだけで、学習が一生続けるべきものとなった。そこへ起業家精神まで日常のものとしなければならなくなったのである。

 この数年、各地にドラッカーに学ぶ会が生まれているのも、このような問題意識が一般化したためであろう。

 ドラッカー逝去の8日後。96歳の誕生日となるはずだった11月19日、彼自身も楽しみにしていた全国レベルの勉強会ドラッカー学会が設立された。

 「今日無名の企業の多くが、今日行っているイノベーションによって明日リーダー的な地位を得る。逆に今日成功している企業の多くが、一世代前のイノベーションの成果を食いつぶしながら安逸を貪っている」(ドラッカー名言集『変革の哲学』)


>あらゆる者が起業家として成功するための方法を学ばなければならない。

今、この言葉が大変重く響く。起業家として成功するための方法を学ぶには、どういう手段があるか。

既存製品、事業の新たな市場を開拓、開発する。新規市場開発と呼ぶものである。昨今、新興国市場への進出などがこれに当たる。

新しい事業を立ち上げる。これが新規事業開発である。

どちらも、起業家精神を要求されるという点で変わりはない。起業家として成功するためには、起業家精神を持って、チャレンジすることをしなくてはならない。あらゆる者が起業家として成功するための方法を学ぶには、そうしたチャレンジを奨励しなくてはならない。チャレンジする人間を支援しなくてはならない。


今日無名の企業の多くが、今日行っているイノベーションによって明日リーダー的な地位を得る。逆に今日成功している企業の多くが、一世代前のイノベーションの成果を食いつぶしながら安逸を貪っている

30年前、Appleは無名であった。その直後に、Mac は一世を風靡し、PC時代の幕を開いた。だが、その時、誰もiPod、iPhone、iPadなど想像すらしなかった。

30年前、Google, amazon は影も形もなかった。

30年前、IBMは絶頂から奈落へと落ちていく過程にあった。そして、奈落の底に落ちた後、大胆な変身を遂げて、それまでとは全く違う姿で、今日、一流のグローバル企業としての地位を得ている。

30年前には無名だった企業、30年前には影も形もなかった企業、30年前にはエスタブリッシュメントだったが、その後の苦しみを経て、大きく変身した企業.....

これらに共通するものをあえて見出すとすれば何であろうか。

それは起業家精神ではないか。

ひるがえって、わが社はどうか。日本国民として、今後も豊かな暮らしを享受するために、起業家精神を奮い立たせることが求められているのではないか。自分一人がなどというまい。人がやらなくても、自分はやる。起業家精神とはそういうものなのだと思う。


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