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3分間ドラッカー【第146回】「予期せぬ成功」が必ず目にとまる仕組みをつくるClipped from: http://diamond.jp/articles/-/3492 |
「予期せぬ成功ほど、イノベーションの機会となるものはない。これほどリスクが小さく、苦労の少ないイノベーションはない。しかるに予期せぬ成功は無視される。困ったことには、その存在を認めることさえ拒否される」(『イノベーションと企業家精神』)
予期せぬ成功を認めるのは容易でないとドラッカーは言う。勇気がいる。現実を直視する姿勢と、間違っていたと率直に認めるだけの謙虚さがいる。
人は誰しも、長く続いてきたものが正常であって、永久に続くべきものと考える。自然の法則のように受け入れてきたものに反するものは、すべて不健全、不健康、異常として拒否する。
予期せぬ成功は気づかれさえしない。注意もされない。利用されないまま放っておかれる。そこへ誰かが現れ、市場と利益をさらっていく。
予期せぬ成功に気づかないのは、今日の報告システムが注意を喚起するどころか、報告することさえしないからである。
月ごとあるいは四半期ごとの報告書は、その1ページ目において目標を達成できなかった分野と問題を列挙している。
定例の経営会議や取締役会では当然のこととして、目標以上の成果を上げた分野ではなく、問題の起こった分野に関心を向ける。
「予期せぬ成功は、体系的に探求していかなければならない。まず行うべきは、予期せぬ成功が必ず目にとまる仕組み、注意を引く仕組みをつくることである」(『イノベーションと企業家精神』)
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予期せぬ成功を、それも小さな成功がいくつか生まれている段階で気づくことができるか。そして、その段階で手を打てるか。
この段階では新規事業開発というより、新規事業参入と表現すべき段階と表現すべきであろうが....言葉の違いはおいておき....本シリーズでは新規事業開発に統一する。
この段階で、その小さな成功が自社にもたらす将来のチャンスを導き出すものととらえられるかが鍵になる。だが、この段階で説得力のある議論を展開するのは極めて難しい。だが、新規事業開発に従事する者はこの困難な課題に粘り強く挑まなくてはならない。
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