Aug 25, 2010

3分間ドラッカー【第154回】成果を上げるために貢献に焦点を合わせる

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3分間ドラッカー【第154回】成果を上げるために貢献に焦点を合わせる

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http://diamond.jp/articles/-/7372

「成果をあげるには貢献に焦点を合わせなければならない。手元の仕事から顔をあげ、目標に目を向けなければならない。組織の成果に影響を与える貢献は何かを自らに問わなければならない」(『プロフェッショナルの条件』)

 貢献に焦点を合わせることこそ、成果を上げる鍵だとドラッカーは言う。仕事の内容、水準、影響力において、あるいは上司、同僚、部下との関係において、さらには会議や報告など日常の業務において、成果を上げる鍵だと言う。

 貢献に焦点を合わせることによって、専門分野や限定された分野や部門に対してではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。成果が存在する唯一の場所である外の世界に注意を向けるようになる。

 どのような貢献ができるかを自問することは、仕事の可能性を追求することだとも言う。そう考えるならば、多くの仕事において優秀な成績とされているものの多くが、その膨大な貢献の可能性からすればあまりに小さなものであることがわかる。貢献に焦点を合わせるということは、責任をもって成果を上げるということである。

 「顔を上に向けることによって、他の人が何を必要とし、何を見、何を理解しているかを理解できる。さらには、組織内の人たちつまり上司、部下、同僚に対し、あなたが組織に貢献するには、私はどのような貢献をしなければならないか、いつ、どのように、どのような形で貢献しなければならないかを聞けるようになる」(『プロフェッショナルの条件』)

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>顔を上に向けることによって、他の人が何を必要とし、何を見、何を理解しているかを理解できる。さらには、組織内の人たちつまり上司、部下、同僚に対し、あなたが組織に貢献するには、私はどのような貢献をしなければならないか、いつ、どのように、どのような形で貢献しなければならないかを聞けるようになる

新規事業開発に従事する者はこのことを常に意識しなくてはならないというメッセージである。

新規事業開発というミッションの性格ゆえとはいえ、目先の収益に貢献することはできない。将来の収益に貢献するといっても、100%成功するとコミットすることは不可能である。そうである以上、今日の稼ぎに必死になっている人々から見れば、極楽とんぼとしか見られないのは自らの性であると自戒しなくてはならない。

だからこそ、自分が従事している新規事業開発のミッションを通じて、組織に対してどのような貢献をしなければならないか、いつ、どのように、どのような形で貢献しなければならないかと仮説を立てなくてはならない。その仮説に基づいて、行動しなくてはならない。その行動の是非を聞かなくてはならないのである。

これまで、私は自分の新規事業開発を成功させることにしか関心がなかったことを反省している。自分の従事する新規事業開発を通じて、いかに組織に対して貢献できるかを追求しなくてはならないと考えている。さらに、最近になって、うれしいことに、私と同じ思いを持った若い世代の方々が私に助力を求めてくれる場面が出てきた。自分の為さねばならないことは、それらの若い世代の人々の思いを正しい方向に向け、結果的に成功を導く手助けではないのか。今、真剣にその課題に向き合う必要を感じている。

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