Aug 29, 2010

3分間ドラッカー【第182回】経営者にとって真摯さほど重要なものはない

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3分間ドラッカー【第182回】経営者にとって真摯さほど重要なものはない

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 「経営管理者は、仕事ができればできるほど真摯さを求められる」(ドラッカー名著集『現代の経営』[下])

 好むと好まざるとにかかわらず、経営者は、共に働く人たちの範となることが求められる。さらには、社会を構成するあらゆる人たち、やがて社会の担い手となる若い人たちの範となることが求められる。なぜならば、現代社会を動かしている最も目立つ人たちが、組織で働く経営者であるからだ。

 もはや、代わるべき人たちが、ほかに十分いないからでもある。かつてのように、教師、医師、僧侶に任せればよいというわけにはいかない。

 社会の質を規定するものは、真摯さである。真摯さが欠落した社会は、社会たりえない。群集にすぎず、烏合の衆にすぎない。したがって、範となるべき人たちに最も求められるものが、真摯さだ。

 人は、仕事ができるほどまねをされる。まねをされるからこそ範となれる。ドラッカーは、経営者にとって絶対的に重要なものが、真摯さであると繰り返し説く。しかも、ドラッカーにいわせれば、企業で働く人すべてが経営者=経営管理者だ。こうして、新しい諸々の課題を前にした経営者たちの仕事ぶりが、経済と文明の行方を左右する。

 「実に新しい課題は、明日の経営管理者に対し、哲学をもってあらゆる行動と意思決定を行い、知識、能力、スキルだけでなく、ビジョン、勇気、責任、真摯さをもって人を導くことを要求する」(『現代の経営』[下])

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>ドラッカーにいわせれば、企業で働く人すべてが経営者=経営管理者だ

新規事業開発に従事していると、この言葉の重みを強く感じる。人のせいにできない。それをしたところで、何も起こらない。誰も動いてくれるわけでもない。自分が解決策を探って、行動するしかないのである。それを貫く哲学を持って行動することで、人々が支持してくれるようになる。



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