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3分間ドラッカー【第60回】変わるためには捨てる能力を身につけるClipped from: http://diamond.jp/articles/-/4353 |
http://diamond.jp/articles/-/4353
「企業にとってイノベーションは不可欠の機能である。それは重大な社会的責任の一つである。だがそのためには、人が変われるようにしておかなければならない」(『現代の経営』)
学ぶ力は、加齢によって低下しないことが明らかになっている。しかし人は学べば学ぶほど、学んだことを捨てられなくなる。したがって学ぶ能力とともに、学んだことを捨てる能力を身につけなければならない。
人は変化に抵抗するとの産業心理学者の説は間違いだとドラッカーは言う。人ほど新しいものに貪欲な存在はない。しかし、変化を生み、変化を受け入れるには、捨てる能力を身につけておく必要がある。
加えて、いくつかの条件が必要である。変化を合理的なものと受け取れること、進歩であると理解できること、安定を強化するものと思えることが必要である。
そもそも人は、脆弱にして制約された、はかない存在である。安定が約束されなければ、イノベーションもカイゼンも行なわれない。身の安定を危ぶんでしまう。
ここにおいてドラッカーは、終身雇用が果たしてきた役割を高く評価する。変化と安定は別々に存在するのではなく、2つの極であり、共存すべきものである。じつはドラッカーが求めてきたのは、両者の調和であった。
「働く者に対し変化を要求するのであれば、何よりも彼らが変化できるようにしなければならない」(『現代の経営』)
新規事業開発、立上げをやってきた者として感じるのは、「変わる」ということを先頭に立って、やっていくことそのものだと思う。それは自分自身が過去に学んできたことを捨てることも同時に強いられる。これはつらい戦いでもある。だが、それに挑むことで得られるものは確かにある。それは断言する。
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