Sep 28, 2010

3分間ドラッカー 【第122回】乱気流時代には、機会に糧食を与え問題に糧食を絶つ

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3分間ドラッカー 【第122回】乱気流時代には、機会に糧食を与え問題に糧食を絶つ

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 「乱気流の時代にあっては、贅肉を落とし筋肉をつけなければならない。重い負担に耐え、迅速に行動し、機会をものにしなければならない」(『乱気流時代の経営』)

 自ら挑戦しなければ、安易に流れ、活力を失い、散漫となる。資源の配分も、成果によらず惰性と前例によって行なうようになる。なによりも不快なことを極力避けようとする。

 じつは、資源を成果に向けて集中することほど面倒で評判の悪いことはない。ノーと言わなければならないからである。ドラッカーは、機会には糧食を与え、問題からは糧食を絶て、が鉄則だと言う。

 成果に向けて資源を集中するには、ドラッカーが企業のウェイトコントロールと呼ぶものを組織的に行なっていく必要がある。新たな仕事を一つ手がけるごとに、将来性のない仕事や生産性の低い仕事を一つ放棄していくことである。

 長い航海を続けてきた船は付着した貝を洗い落とす。さもなければ、スピードが落ち、機動力は失われる。したがって、このウェイトコントロールに加えて、数年ごとに、あらゆる製品、あらゆるサービス、あらゆるプロセス、あらゆる活動について、その後の知見をもってしても続けることが得策かを検討しなければならない。

 往々にして事業の成功そのものが、事業、活動、サービスを陳腐化し、非生産的にしている。

 「あまりにわずかの企業しか、昨日を切り捨てていない。そのためあまりにわずかの企業しか、明日のために必要な資源を手にしていない」(『乱気流時代の経営』)

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>あまりにわずかの企業しか、昨日を切り捨てていない。そのためあまりにわずかの企業しか、明日のために必要な資源を手にしていない

日本企業の現下の問題は昨日を切り捨てるのみで、明日のために必要な挑戦をしていないのではないか。いや、挑戦をしていないのは言い過ぎかもしれないが、挑戦の量が少なすぎるのではないか。

では、限られた資源の中で、挑戦の量を十分なところまで持っていくにはどうすればよいか。トップが方針を示す。組織を作る。評価制度を....教科書に書いてあるようなことは言うまい。そんなことは、言い古されている。

まず、そんな俗説を口にすることはやめよう。いや、そんな俗説を口にするほど、下衆な者は少ないであろう。だが、心の底で思っている者は多くないか。

まずは、それらの思考を止めよう。そして、自ら挑戦しようではないか。自分一人の力など、大したことない。それはそうだ。だが、自分が動かなくて、トップが動くことを期待していても、何も変わらない。周囲が動くことを期待しても、何も変わらない。しかし、市場は変化する。競合は動く。その結果、自らの身が脅かされて、誰が責任をとるのか。それは自分である。ならば、自ら行動する方がよいと思わないか。


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