Sep 24, 2010

3分間ドラッカー【第131回】知識労働者の多くは意味のない仕事で忙しさが増大する

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3分間ドラッカー【第131回】知識労働者の多くは意味のない仕事で忙しさが増大する

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http://diamond.jp/articles/-/2050

「知識労働の生産性の向上を図るうえで問うべきは、何が目的か、何を実現しようとしているか、なぜ行うかである」(『プロフェッショナルの条件』)

 ドラッカーは今日、技術者、教師、販売員、看護師、現場の経営管理者など、知識労働を行なうべき人たちが、ほとんど意味のない余分の仕事を課されて、忙しさを増大させていると指摘する。

 誰も読まない報告書を書かされ、なにも聞く必要のない会議に出させられている。

 その結果、知識労働者の仕事は充実するどころか不毛化している。当然、生産性は破壊される。動機づけも士気も損なわれる。

 看護師の意識調査を見ても、看護の世界でしようと思ったこと、そのために訓練を受けたことができないことにいらだっているという。
 対策は簡単である。

 すでにいくつかの病院では、電話に答えたり花を活けたりする病棟職員にペーパーワークを回している。途端に看護師に余裕が生まれ、看護に費やす時間が急激に増えた。

 驚くべきことに、それらの病院では、看護師の数を4分の1削減し、人件費を増やすことなく給与を引き上げることができた。しかも病院中が活性化した。

 「手っ取り早く、しかもおそらくもっとも効果的に知識労働の生産性を向上させる方法は、仕事を定義し直すことである。特に、行う必要のない仕事をやめることである」(『プロフェッショナルの条件』)

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本稿で述べているポイントは既存事業を意識している。

しかるに、新規事業開発においてはどうか。

>誰も読まない報告書を書かされ、なにも聞く必要のない会議に出させられている。

誰も読まない報告書を書き、何も聞いてもらえない会議に出て、存在をアピールしなくてはならない。それでも、やり続ける覚悟が求められる。

>その結果、知識労働者の仕事は充実するどころか不毛化している。当然、生産性は破壊される。動機づけも士気も損なわれる。

1~2ヶ月はこんな状況にも耐えられるが、3ヶ月目くらいから、だんだんきつくなってくる。何のために、こんな不毛なことをやっているのか。自分のやっていることは組織の生産性を破壊しているだけではないのか。そんな思いとの闘いが始まる。

その闘いはいつ果てるともしれない闘いである。正確に言うと、そう思えてくる。だが、それでも自らを動機づけ、士気を高め続けなくてはならない。その覚悟が新規事業開発に従事する者に求められる。トップダウンではなく、自らの意思を持って、ボトムアップで始めようとする者は、その覚悟がなければ、続けられない。

一言、これに付言したい。

最初から、そんな自己制御ができる人間などいない。まさかここまで....と思うような予期せぬ状況に見舞われるものである。そんな時に思い出して欲しい言葉がある。

お天道様は見ていらっしゃる。

これ以上は説明の必要もないであろう。ぜひ、この一言を覚えておいて欲しい。

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