Sep 9, 2010

3分間ドラッカー【第17回】周辺業務の生産性向上策はアウトソーシング

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3分間ドラッカー【第17回】周辺業務の生産性向上策はアウトソーシング

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「生産性を向上させるには、仕事を立派に行うことによって昇進できなければならない」(『未来企業』)

 これが可能となるのは、周辺的な仕事の場合、外部に仕事を任せたときだけである。アウトソーシングして初めて、それらの仕事に機会と敬意と将来性を付加できる。

 たとえば大学職員である限り、学生食堂の主任はいかに有能でも、いつまでたっても大学の一職員である。

 学生食堂の運営は、大学の価値体系の中心には位置付けられていないからだ。

 しかし、独立した給食会社の社員であれば、昇進していくつもの大学食堂を管轄する事業部長になれる。うまくいけば社長にもなれる。

 問題に直面しても、会社には手を貸してくれる経験者がたくさんいる。仕事や設備の改善提案は、真剣に受け入れられる。

 ほとんどの周辺的な仕事は、社内に置き続ける限り独占事業である。

 したがって、生産性を向上させるインセンティブがほとんど働かない。そこには競争も働きづらい。仕事ぶりを批判されると、人員増で応えようとする。

 ところがアウトソーシング先の場合、サービスの向上とコストの削減に努めなければ、いつ競争相手に委託契約を奪われても仕方のないことを承知している。

 「昇進の機会のない仕事はすべてアウトソーシングが常態になる。これこそ事務処理的、保守管理的、補助的な仕事にとって、生産性向上の唯一の方法かもしれない」(『未来企業』)

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昇進の機会のない仕事はすべてアウトソーシングが状態になる。

確かに、そうだと思う。

だが、ここで一つ問題提起をしたい。

新規事業開発はアウトソーシングできない。だが、新規事業開発に進んで身を投じたいと思う人間が少ないというのはどういうことであろうか。これ以上は文章化するのは避けよう。

だが、企業が永続するためには、新規事業開発はアウトソーシングの対象にしてはならない。自ら、身を投じようという人間が出てくる風土を形成しなくてはならない。

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