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3分間ドラッカー【第171回】 目標管理を導入せずして組織の円滑なコミュニケーションはないClipped from: http://diamond.jp/articles/-/1666 |
「耳を傾けることはコミュニケーションの前提である。だが、耳を傾けるだけでは、効果的なコミュニケーションは実現しない」(『マネジメント[エッセンシャル版]』)
耳を傾けることは、上の者が下の者の言うことを理解できて初めて有効となる。ところがドラッカーは、下の者は当然のことながら、上の者であってもコミュニケーション能力を持ち合わせているとは限らないという。
そこでドラッカーは、組織におけるコミュニケーションの近道を教える。しかも、近道であって王道である。それはドラッカーが開発した目標管理(MBO)だ。
ドラッカーは目標管理を導入して初めて組織の円滑なコミュニケーションが成り立つという。なぜなら部下は、会社もしくは自らの部門において、いかなる貢献ができるのかを明らかにすることが求められるからである。
部下の考えが上司の期待どおりであることは稀である。事実、目標管理の最大の副産物は、上司と部下のものの見方の違いを明らかにすることにある。
同じ事実を違ったように見ていることを互いに知ることこそが、コミュニケーションの第一歩である。
「コミュニケーションは私からあなたへ伝達するものではない。それは、われわれのなかの一人から、われわれのなかのもう一人へ伝達するものである。組織においてコミュニケーションは手段ではない。それは組織のあり方そのものである」(『マネジメント[エッセンシャル版]』)
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新規事業開発においては、「ものの見方の違い」をいかに乗り越えるかが重要な課題となる。肯定的な意見を述べる人、否定的な意見を述べる人の違いは「ものの見方の違い」に起因することがほとんどである。同じ事実を見て、同じ側面からとらえて、肯定と否定に分かれるというケースに出会ったことはない。「ものの見方が違う」から、意見が分かれるのだ。
この事実をわかって、注意していると、ものを異なる側面から見る能力がついてくる。否定的なことを言っているひとの「ものの見方」を知り、自分もそちらの見方で見て、なおかつ、肯定的な結論を導き出さなくてはならない。この積み重ねをどれだけやっているかが説得力の程度を分ける。
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