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3分間ドラッカー【第33回】マネジメントとは数式でなくものの考え方Clipped from: http://diamond.jp/articles/-/5603 |
「マネジメントの歴史すなわちその成功と失敗の数々は、マネジメントとは、何にもましてものの考え方であることを教える」(『新しい現実』)
マネジメントとは、人にかかわるものである。その機能は、人が共同して成果を上げることを可能とし、強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることであるとドラッカーは言う。
この基本さえ踏まえていれば、数式とデータでマネジメントできるなどという馬鹿な考えが出てくるはずはなかった。
ところが、物理学が数学を使って成功したのをまねて、経済学がその後の地位を得たことが影響した。これを見た経営学が同様にまねしてマネジメントサイエンスなるものを始めた。
ドラッカーは、50年ほど前、当時流行のマネジメントサイエンスに対し2つの疑問を投げかけた。「人間のものであるマネジメントを切り刻んでモデル化できるのか。もしや、リスクをとることを嫌っているのではないか」と。
ドラッカーの懸念どおり、マネジメントサイエンスの経営への貢献は、50年に及ぶ努力にもかかわらず、とうてい満足できるものにはなっていない。緻密化するほど現実離れするという袋小路に入ってしまった。人間重視の本家たる日本でこれが著しい。
「マネジメントとはまさに伝統的な意味におけるリベラルアート、すなわち教養でなければならない」(『新しい現実』)
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>マネジメントとは教養でなければならない
新規事業を生み出すに当たって、教養の意味合いを考えさせられる。教養のない者に、新しい事業を創造することなど、不可能なのだと思えてくる。新しい技術、新しい製品を単に作ればよいというわけではない。それを人々が使っているシーンをイメージし、それを実現する手段として、自社の技術を位置づけ、自社が送り出す製品、サービスに変換しなくてはならない。これは教養なくしてはできるものではない。
したがって、数式とデータだけでは新規事業開発など、できるはずがない。人にかかわる内容、ストーリーを組み立て、それをマネジメントしていくことが求められるのである。
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