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3分間ドラッカー【第38回】予測と投機でなく現在あるものをマネジメントするClipped from: http://diamond.jp/articles/-/5290 |
「乱気流の時代にあって、マネジメントにとって最大の責任は、自らの組織の生存を確実にすることである」(『乱気流時代の経営』)
すなわち、組織の構造を健全かつ堅固にし、打撃に耐えられるようにすることである。急激な変化に適応し、機会をとらえることである。さもなければ、生き残れるはずがないであろうとドラッカーはいう。
いまやあらゆる先進社会が組織社会である。あらゆる財とサービスの生産と流通が、組織の手に委ねられた。しかも組織は、1人ひとりの人間にとって、生計の資、社会への貢献、自己実現を手にする唯一の場になっている。
「そのように大事な組織を潰すがごときは、無責任の最たるものである」
ドラッカーがこれをいったのが、1980年というバブルの直前だった。多くの人が、今日の延長としての明日を読み、多くを儲けようとした。そうして罠にはまった。バブルが潰えたとき、生き残っていたのは、予測と投機ではなく、日々の本業に専念していた者だった。
ドラッカーは、構造自体が変わるという乱気流の時代にあっては、まず行なうべきは、現在あるものをマネジメントすることだという。そして将来ありうべきものを自ら創造することだという。
「乱気流の時代にあっては、未来についての最も妥当な前提は、構造そのものを変える特異な事象が生起することである」(『乱気流時代の経営』)
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新規事業開発とは、将来ありうべきものを自ら創造することにほかならない。その際、未来に向かって、構造そのものを変える特異な事象が生起することを前提にすることもその通りである。
新規事業開発に従事していて思うのだが、構造そのもを変える特異な現象をとらえて、これを機会として....ととらえていながら、実際に起こることはその想定を裏切る場合というのがままある。どうしたら、もっと的確に読めるのだろうか。ずっと、これに挑んでいるが、未だ、有効な方程式を見出すに至っていない。考えうる可能性を、より広い視野を持って、挙げていくことに努め、それらの可能性を検証していくことを積み重ねるべしというくらいのことしかいえない。
ひとつだけいえることは、それらの活動を積み重ねていくと、何だかわからないのだが、この考えには隙がありそうだ。自分が気づいていない何かがありそうだという勘は確かに身についてくる。これが身についたことで、人の言うことを聞く姿勢、世の中で起こっていることに対する関心の度合いが大きく変わったことは確かである。
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