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3分間ドラッカー【第53回】ポストの空席を自動的に埋めてはならないClipped from: http://diamond.jp/articles/-/5110 |
「未来の組織は、現実のものになりつつある。それは、情報が地軸となり構造体となる組織、つまり情報型組織である」(『実践する経営者』)
情報型組織は平らである。マネジメントの階層が従来の組織に比べ圧倒的に少ない。ドラッカーによれば、ある大手の多国籍メーカーは、12の階層のうち7つを廃止したという。
それらの階層は、権限の階層でも、意思決定の階層でも、管理の階層でもなかった。情報の中継器にすぎなかった。情報を集結し、増幅し、組み替え、発信するだけのものだった。
マネジメントの階層が増えるごとに、組織は硬直性を増していく。階層の一つひとつが意思決定を遅らせる。情報量は情報の中継点、つまり階層の数が1つ増えるごとに半減し、雑音は倍になる。
今こそミドルの減量を開始するときである。一つの方法は不補充である。あるポストが定年退職、死亡、辞職によって空席になっても、自動的に埋めてはならない。検討すらしてはならない。6ヵ月から8ヵ月、空席にして静観すべきである。補充への強い要求がなければそのままポストを廃止するべきだという。
若手のミドル、あるいはその下のもっと若い人たちに達成感と満足感を与えるには、仕事を大きくし、挑戦的かつ厳しいものとし、裁量を持たせればよい。
「ミドルの増加の多く、おそらくそのほとんどは、まったくの水ぶくれである」(『実践する経営者』)
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新規事業開発に従事していると、階層の壁をいかに乗り越えるかが課題であることを認識させられる。新しいことを興すに当たっては組織の上位階層者で理解のある方を見出し、その方の支援を獲得することが鍵となる。
それは階層を飛び越えることを意味する。やり方を間違えば、逆にストップさせられる可能性を秘めている。その点からは、階層が少ないということはメリットになりえると思うのだが、単に少ないというだけでは、物理階層が少ないというにすぎない。上位階層にいる方の意識、姿勢によるところが大きい。これが実感である。
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