Sep 18, 2010

3分間ドラッカー【第58回】理想的な組織とは会議のない組織である

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3分間ドラッカー【第58回】理想的な組織とは会議のない組織である

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 「よく見られるのは、成果をあげるには人が多すぎ、したがって、仕事をするよりも、互いに作用し合うことに多くの時間が使われるという状況である」(『経営者の条件』)

 人員過剰と組織構造の欠陥から、時間という稀少な資源が浪費されている。

 ドラッカーは、組織の上のほうの人たちが、時間のある程度以上、たとえば1割以上を、分担、協力、調整、摩擦、反目にかかわる問題に取られるようになったならば、人が多過ぎることが確実であるという。互いが互いに仕事の邪魔をしているからである。

 スマートな組織では、衝突することなく動く余地がある。始終説明しなくとも自分の仕事ができる。

 人員過剰に加えて、組織構造の欠陥からくる時間の浪費もある。典型的な兆候が会議の過剰である。

 会議は、組織構造の欠陥を補完するためのものである。人は、仕事をしながら会議に出ることはできない。同時に両方はできない。

 ゆえに、会議は原則ではなく、例外にしなければならない。年中会議をしている組織は、何事もなしえない組織である。もし時間の4分の1以上を会議に費やしているという会議過多症が判明すれば、組織構造に欠陥があると見てよい。

 「理想的に設計された組織とは、会議のない組織である。誰もが、仕事をするために知るべきことを知っている。みなが、仕事をするために必要なものを手にしている」(『経営者の条件』)

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逆説的な話だが、新規事業開発をやっていると、会議の議題に挙げてもらえないことが大きな問題になる。人々の分担、協力、調整、摩擦、反目にかかわる問題として認識してもらえないのである。まず、問題として認識してもらうために大変なエネルギーと時間を使わなくてはならない。

会議などしなくても、その新規事業開発なるものの存在と意味を知っていて、それを成し遂げるために必要なものを組織としてそろえる協力が得られる組織など、存在しない。問題としてとりあげてもらうための努力に費やすエネルギーと時間を研究開発、顧客開発に費やせたら....と思ったことは数知れない。だが、組織とはそういうものであることを受け入れて、やり抜かなくてはならない。それが現実である。

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