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3分間ドラッカー【第84回】自己満足に終わるキャンペーン型マネジメントClipped from: http://diamond.jp/articles/-/2044 |
「危機感をあおるマネジメントや、キャンペーンによるマネジメントを行ってはならない」(『現代の経営』)
マネジメントするには、目標が必要である。大きく括れば、本業において社会に貢献し、働く者の自己実現の場となり、あらゆる意味において社会の役に立つことである。
具体的には、マーケティング、イノベーション、生産性、人、物、カネの確保と活用、社会的責任の遂行である。これらのものすべてが必要である。このドラッカーの認識を基盤に発展した経営手法が、最新の業績評価システム、バランススコアカードだった。
そのようなドラッカーが、キャンペーン型のマネジメントを嫌うのは、当然といえば当然である。
キャンペーンが終わって3週間もすれば、元に戻ることは皆が知っている。半ば予期もしている。経費節減キャンペーンにしても、使い走りの男の子やタイピストが解雇され、高額年収の役員が手紙のタイプという週給の仕事を自ら行わなければならなくなるだけだという。
キャンペーンによるマネジメントが無益だという自明の結論を出している組織の少なさを、ドラッカーは嘆く。しかもそれは、無益なだけでなく、人を間違った方向に導く。
「キャンペーンによるマネジメントを行っている組織では、キャンペーンにしたがって本来の仕事の手を抜くか、キャンペーンをサボって本来の仕事をするしかない」(『現代の経営』)
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現実の仕事の場では、本稿で触れられているキャンペーンマネジメント的な施策に直面することはあるのではないだろうか。
そういう時、新規事業開発は肩身の狭い思いをさせられるのも事実であろう。特に、厳しくフォローされるわけではないのに、既存事業をやっている人々が厳しくフォローされているのを横目で見ていて、負い目を感じるというのが人情だろう。
だが、それでもやり抜く覚悟が求められるのも事実である。
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