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MBA必読文献のエッセンスから新規事業開発を考える 第31回 「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」 |
第31回は「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」です。
>1.良好な第一印象形成を意識せよ
>2.膨大な参考資料に瞬時の判断力を鈍らせるな
>3.誤った無意識と適応性無意識を区別せよ
一瞬にして真偽を見分けることができるような(一気に結論に達する)脳の働きを「適応性無意識」と呼ぶ。つまり、意識が思考して正しい判断をする前に、直感で正解を導き出すひらめき能力のことだ....
専門家の第1感は役立つことが多いが、一般人の第1感は騙されやすいものである。
新規事業開発に従事していると、誤った無意識の壁ともいうべきものに何度も直面する。
良好な第一印象を...といわれても、それはわかっているけれど....と思うことの連続。
膨大な参考資料に瞬時の判断力を鈍らせるな....と言われても、わかってもらうために膨大な参考資料を集めて、作って、それを整理して、瞬時の判断を良い方向にしてもらうために....逃げ出したくなるような思いをすることは日常茶飯事とは言わぬまでも、何度も何度も考えさせられる。自分は一体何をやっているのかと。
そんなことを続けていると、一般人の第1感(騙されやすい第1感)のもたらす弊害を防ぐために仕事をしているのではないか....と思えてくる。いい加減、うんざりしてくる。
だが....である。繰り返す。だが....である。
そういう時こそ、自分の意識が膨大な参考資料のわなにはまっていないか。本当は適応性無意識がきちんと機能して、厳しい指摘をしてもらっているものを見落としていないか。それを自分に問いかけなくてはならない。
こう言っては悪いが、適応性無意識がきちんと機能した指摘など、10のうち、1あるかないかである。2~3あったら、それは大変に運が良い。だが、それをきちんとつかめるか否かで、事業の運命が左右されるのだということを肝に銘じなくてはならない。
ついでにいうと、そういう意識を持つことで、何を言われても、どんなに厳しいこと、どんなにいやなことを言われても、腹が立たなくなるものである。たとえ、腹が立っても、腹が立つことこそ自分の肥やしと思って、じっと耐えられるようになる。
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