Oct 2, 2010

3分間ドラッカー【第115回】知識労働者の遇し方をNPOに学ぶ

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3分間ドラッカー【第115回】知識労働者の遇し方をNPOに学ぶ

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http://diamond.jp/articles/-/5446

 「ボランティアの大勢が、善意のアマチュアからスペシャリストとしての無給のスタッフに移行したことは、NPO自体にとって大きな変化であるだけでなく、企業にとって大きな意味をもつ」(『チェンジ・リーダーの条件』)

 かつてNPOは、ボランティアは無給だから指示できないと言っていた。ところが今日では、ますます多くのNPOが、ボランティアは無給だからこそ大きな貢献をなし、仕事に満足してもらわなければならないとする。

 ドラッカーは、ボランティアの活動すべてを支えるものが責任感だと言う。かくしてアメリカの先端的なNPOでは、ボランティアは、自らの成果が少なくとも年に一度は、事前の目標に照らして評価されることを求めるという。

 いまやボランティアのNPOに対する貢献と同じように、NPOのボランティアに対する貢献が重要な意味を持つ。

 この変化が企業にとって明快な教訓となる。なぜならば、知識労働者の生産性を向上させることは、企業のマネジメントにとって今日最大の課題だからである。NPOがそれをどのように行なうべきかを教える。

 それは、使命を明らかにし、人材を的確に配置し、継続して学習させ、目標によるマネジメントを行ない、要求水準を高くし、自らの仕事ぶりと成果に責任を持たせることである。

 「ボランティアから無給のスタッフへの変化こそアメリカ社会におけるもっとも重要な変化である」(『チェンジ・リーダーの条件』)

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>ボランティアから無給のスタッフへの変化

極端なアナロジーであることを承知の上だが、新規事業開発に従事するということも相通じるものがあると感じる。既存事業では、売上、コスト、損益といった数字が日々動く。実際に金が動いているのである。

だが、新規事業開発はそうではない。数字を無から生み出す作業である。確かに、自分は給料をもらっているのだが、金が動かない仕事をしているというのは精神的につらいものになってくる。そこに、使命を明らかにし、それに対する自らの仕事ぶりと成果を評価するマネジメントが確立されなくてはならない。これは上から与えられるものではない。当然、組織の中で評価にさらされるわけだが、それに耐えるだけのマネジメントを自らで行わなくては、心がもたない。

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