From Evernote: |
3分間ドラッカー【第200回】新しい任務で成功するには過去を捨て今、何が求められているかを考えるClipped from: http://diamond.jp/articles/-/8556 |
「私は仕事を変わるたびに、新しい仕事で成果をあげるには何をしなければならないかを自問している」(『プロフェッショナルの条件』)
ドラッカーは、ヒトラーの台頭したドイツでは教壇に立つことも文筆に生きることもできないことを知って、英国に渡った。保険会社で株式運用担当を務めた後、マーチャントバンクでパートナー補佐の仕事に就く。
3ヵ月ほどしてパートナーの一人に呼びつけられ、前職の株式運用の仕事をいつまでもやっているのではない、とこっぴどく叱られる。
「パートナー補佐として成果をあげるには、何をなすべきと思っているのか」
こうして目を覚まさせられたドラッカーは、仕事の内容も、仕事の仕方もすっかり変える。しかもそのとき以来、仕事を変わるたびに、「新しい仕事で成果をあげるには何をしなければならないか」を自問してきた。
ドラッカーはコンサルティングを60年以上も経験し、たくさんの人事を目にしてきた。ところが残念なことに、前の仕事で有能だった人の多くが実力を発揮できなくなっているという。
能力が落ちたのではなく、前の仕事の仕方をしているためにそうなっているのだという。
「新しい任務で成功するうえで必要なことは、卓越した知識や卓越した才能ではない。それは、新しい任務が要求するもの、新しい挑戦、仕事、課題において重要なことに集中することである」(『プロフェッショナルの条件』)
--------------------------------------------------------------
そもそも、新規事業開発というものはリスクの高い仕事である。成功確率は低い。したがって、失敗の憂き目も見る。
失敗の憂き目を見たことに、いつまでもとらわれていては前に進めない。といって、次の新規事業の材料があるわけでもない。自分には不本意であっても、仕事を続けなくてはならない。自分が意図しなかった仕事をしなくてはならない時がやってくる。だが、そんな時こそ、「新しい任務が要求するものに集中すること」が大事である。そこで得るものが必ずある。それが、次の新規事業開発テーマに出会った時に大きく役立っていることに、後になってから、気づくものである。
そして、次のテーマに出会えたら、それまでに培った経験を踏まえつつ、「新しい挑戦、仕事、課題において重要なことを自ら定義する」能力が高まっていることを実感できるはずだ。
これは私自身の実体験を通じて得た教訓である。
No comments:
Post a Comment