Sep 7, 2010

3分間ドラッカー【第14回】公的機関に欠けるのは成果であって効率ではない

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3分間ドラッカー【第14回】公的機関に欠けるのは成果であって効率ではない

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 「公的機関も企業と同じようにマネジメントすれば成果をあげられるとくどいほど言われてきた。まちがいである。公的機関に欠けているものは、成果であって効率ではない」(『エッセンシャル版マネジメント』)

 ドラッカーは、公的機関と企業の基本的な違いは、支払いの受け方にあるという。予算から支払いを受けることが、成果と業績の意味を変える。予算型組織での成果とは、より多くの予算獲得である。業績とは、予算を維持ないし増加させることである。

 したがって、成果という言葉の通常の意味、すなわち市場や社会への貢献は二義的となる。予算の獲得こそ、予算型組織の成果を測る第1の判定基準であり、存続のための第1の要件である。予算というものは、そもそもの性格からして、貢献ではなく目論見にかかわるものである。

 予算型組織の地位は予算の規模と人の数で測られる。より少ない予算やより少ない人間で成果をあげても、業績とはされない。逆に組織を危うくしかねない。使い切らなければ、次の年度には減らせると議会や役員会に思わせるだけである。

 企業は成果に対して支払いを受けており、陳腐化したものは顧客によって葬られる。予算型組織はそのようなテストを受けない。

 「公的機関の原則は、現在行っていることは、永遠に続けるべきものではなく、近いうちに廃棄すべきものでなければならない」(『エッセンシャル版マネジメント』)

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公的機関は予算型組織の弊害があり、企業は成果に対して支払いを受けているというのはどこまで本当といえるのか。

われわれ自身も、企業に身を置いていながら、予算型組織の思考パターンに陥っていないだろうか。

新規事業開発は、時に既存事業、既存組織が享受しているものを否定することを提案しなくてはならない。そういう内容であればある程、抵抗を受ける。そこから、破壊的イノベーションが生まれるゆえんでもある。

>現在行っていることは、永遠に続けるべきものではなく、近いうちに廃棄すべきものでなければならない

これは公的機関だけではない。すべての企業の、すべての事業にあてはまることである。

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